生い立ちムービー、オープニングムービーで映像制作会社として大事にしていること

今回は私たちが結婚式の映像制作をする中で大事にしていることを
お伝えしていきたいと思います。

新郎新婦に喜んで頂くこと


そして、


もう一つは列席者の方に喜んで頂くことです。


ですので、

私たちは列席者の方のアドバイスも大切にしています。


以前、こんな声を列席者の方から頂きました。

多少辛口ではありますが、

そういった視点で結婚式に参加されているんだと

勉強になりました。


新郎新婦さんもぜひ列席者の方の意見を参考にしてみて下さい。



***25歳女性の結婚式へ参加するときの考え方****


「感動で満たされる生い立ちムービーとは、
どういったものですか?」とお聞きした際の貴重なご意見です。

皆さんも自分たちが披露宴を演出する際の参考にしてください。



私が友人や身内の結婚式で注目する場面といえば、

やはり新婦のドレスと生い立ちムービーです。


正直、目玉となっている新婦からのお涙頂戴両親への手紙も、

グダグダになりがちな新郎新婦の友人たちによる余興も興味ありません。


席について、お料理のお品書きとともに置いてある新郎新婦の

自己紹介(学歴や趣味や好きなアーティスト)もはっきりいって、どうでもいいです。


もちろんおめでたいことですし、お祝いする気持ちもあります。


だからこそやはり、いいお式だったな、末永く幸せになってほしいなと

感動の余韻を味わえると、列席した方としては満足感が得られます。


実際に、友人の生い立ちムービーで残念だったなと思ったものだと、

写真の枚数を多く入れると金額がかさむとの理由から、

二人が出会うまでの写真があっという間に終わってしまい、

感情移入する間もなかった事でした。


やはりどんな素敵なご両親に大切に育てられたのかがわかるようなものが欲しいです。


赤ちゃんのときのショットですとか、よちよち歩きで、

周りでにこにこ微笑んでおられるお若い時のご両親の姿の一枚や、

次第に成長してどことなく思春期を思わせる表情の写真や、

部活にいそしんでいた頃の新郎新婦とその仲間たちの一枚。


こんな風に大きくなってきたんだなとたっぷり感じさせてもらってから、

二人の出会ったころから、思い出の写真へサクサクいってほしいです。


正直この二人の思い出の部分も短めでいいです。

要は、どんな風に育ってきて、これからどんな家庭を築いていくのかなという

ところに思いをはせながら、この映像を楽しみたいわけです。


二人のラブラブっぷりは、見せつけてくれなくても十分に伝わってきますので

結構ですと、あまりにその部分が多いと感じることもあります。


この生い立ちの部分で、友人のご両親がすでに別離されていて、

どちらかが列席されていなかったことがありました。


でも友人のいくらかはその親御さんのことも知っていましたし、

いい時代もあったのに、新婦の花嫁姿も見たかったろうにと思うと、

何ともいえないさみしい気持ちがして自然と涙があふれてきたことがあります。


後日、新婦にその話をして、数年かかりましたがその親御さんとも和解するに至りました。


そういう意味では、披露宴での生い立ちムービーが一役かったと言えます。


何気ない生い立ちムービーがそれだけの人を動かす力を持っているのです。


このご時世ですので、新郎新婦のご家庭で離婚されていたり、

他界されていたりもあるかと思います。


そういった苦労話は、新婦の最後の手紙でも語られるかもしれませんが、

お式の終盤戦は列席者はお酒も入っており、真剣に聞いていられないので、

やはりお色直しの中盤戦に山場として盛り上げてほしいです。


映像を作るうえで、ただ写真を提供していい音楽をあててというだけではなく、

業者の方とこれだけは入れてほしいとか打ち合わせの上でいいものを

作っていただければと思います。


お式は人生の節目であり、そこが起点となりえます。


二人のお披露目という名目だけではなく、

どれほど愛情を受けて育ち、

これからの人生でまた二人が自分たちの家庭でこどもたちへ

その愛情を注ぐすべを受け継いでいき、

親御さんへどのおようにそれまでの愛情を恩返ししていくのかというところまで

想像を膨らませて、是非末永く支えあっていってほしいなと思えるもの

であってほしいです。



後で振り返ってみて、正直挨拶のセリフもドレスもお手紙の内容も残っていません。


あの二人の式でよかったのはあの生い立ちムービーだった、

そういう式が心の中にいつまでも残っています。



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ご参考にして頂けたでしょうか??


正直、偏っていないかなという部分もあるんですが

参考にして良い部分もあるのかなと

私たちはこちらの声を聞いて思いました。


生い立ちムービーで大切なことは

二人がどのように育ってきたかを伝えることです。



じっくりと写真で伝えることが非常に重要なんです。

カッコいい演出は必要ないんです。



育ってきた雰囲気が伝わる一枚の写真

そして、そこに加えるテキスト、テロップでどういった

人生を歩んできたか?


どういった両親、兄弟、友達と過ごしてきたかを魅せることが

非常に重要です。


私たちの生い立ちムービーもそういった構成にしようと

お客様のふとしたご意見から方向性を明確に出来ました。


私たちの生い立ちムービーはこんな構成で制作をしています。